後期高齢者(75~)世代のための寝具の選び方

75歳からは後期高齢者とされますが、実際はまだまだ元気な方が多い一方で、身体の不調が出始めたり、足腰が弱ってきたなど、さまざまです。健康寿命をいかに伸ばすか、が後期高齢者の寝具選びのポイントです。

目次

睡眠時のストレスをできるだけ下げる

端的に言えば、無理をかけない寝具を選ぶということです。身体の状態に合わせて最適な寝具を選ぶことで、身体への物理的なストレスをへらせます。一方、温湿度や触感、使用感など気持ちの良さを向上させることで、精神的なストレスを緩和することもできます。

睡眠の質を上げるのが、認知症予防に重要

認知症の予防に睡眠が大きな働きがあることが分かっています。認知症の原因となるアミロイドβは、良い睡眠をとることで分解が促されるのです。そのためにも60代から睡眠に投資しましょう。

ベッドにする

最大の理由は、床敷の敷布団ベースではマットレスの選択肢が少ないということにあります。敷布団を片付けようとすると、重いマットレスを選ぶことができません。しかし、質の良いマットレスはどうしても重くなります。ここでおすすめするマットレスは床敷が可能なものもありますが、ある程度の重量があるので基本的にはベッドベースです。

その他のメリットとしては、

  • ベッドだと敷布団を上げ下ろしする必要がなくなり、ストレスが減る
  • 床から浮かすことで、保温性が上がり、ホコリ等も少なくなる
  • 起き上がりが楽なので腰に負担がかかりにくい

おすすめ ジェルトロン・スーパーエクシードマットレス+電動リクライニングベッド

ジェルトロン2レイヤー

日常の生活には不便がないけれども、少し身体の衰えを自覚する場合は、ジェルトロンマットレス・スーパーエクシードに電動リクライニングベッドを組み合わせます。

最も体圧分散性に優れたジェルトロン

ミネラルオイルをベースに生まれた国産のジェルマットレスです。開発元は元々ウォーターベッドを扱っていて、ウォーターベッド並みの体圧分散性+抜群の通気性+取り扱いやすさをめざして作られました。特に二層構造になった2レイヤータイプは、最も体圧分散性に優れ、中はほぼ空気なので、寝返りと同時に空気が入れ替わる通気性の良さが大きな特徴です。

介護施設のマットレスや、車椅子にも用いられており、寝たきりになっても褥瘡(床ずれ)ができにくいマットレスです。つまり、身体への負担が非常に少ないということです。身体全体を均等に支えるので腰痛の方にも効果的な素材です。硬さを6段階から選べるので、身長・体重・体格に合わせて硬さを組み合わせすることができます。

パラマウント 電動リクライニングベッド

電動リクライニングベッドもいろいろと種類がありますが、最も安心して使えるのはパラマウントベッドでしょう。病院や介護施設などの使用実績が多く、サポート体制もしっかりしています。後から手すり等を取り付けることが簡単なので、要介護・要支援状態になっても安心です。

ただ、パラマウントベッドのマットレスについては、ジェルトロン等と比べるとまだ一歩というのが多いのが、私の見立てです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次