肩が凝りますが、その場合の寝具選びは

多くの方が悩む肩こり、日常の活動が原因であることが多いのですし、運動等で緩和するのですが、少しでもやわらげるための寝具の選び方はどうすればいいでしょうか。

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まくらだけで解決するかというと、そうではない

多くの方はまくらと考えるかもしれませんし、まくらの選び方が大きな要素であることは間違いありませんが、敷寝具の影響が大きいのです。

基本はまくらと敷寝具のバランスを取ること

まくら単独ではなく、頭から頸椎、脊椎へのカーブをどのようにストレスを少なく支えるかということが解決の大きなポイントになります。まくらと敷寝具との体圧分散やそのバランスの調整が非常に重要となるのです。

運動やマッサージも大切

慢性的に肩こりという方も少なからずいらっしゃいます。日頃の運動や適度なマッサージも必要です。

仰向け寝が多い場合

仰向け寝の場合は直立した時の背骨のカーブと同じように、肩と首を支えることが基本となります。最初に敷寝具を合わせましょう。背骨が正しい姿勢で支えられていないと、まくらだけでは調整することは難しいと思います。

大切なのはまくらと敷寝具との接点です。まさにここが肩の部分で、バランスがとれずにどちらかに力がかかると肩の筋肉が緊張を強いられます。現実的には、まくらに肩の一部を乗せて使われているケースがかなりあります。肩へのストレス緩和を考えると、枕の上に肩を載せるのはおすすめではありません。

横向き寝が多い場合

やっかいなのが横向き寝です。横向き寝の場合は横から見て背骨が真っ直ぐになっていることが望まれます。ところが横向き寝の場合は肩の出っ張り部分に圧力がかかります。敷寝具が硬いと、出っ張り部分で背骨はカーブをしてしまいます。体圧がかかるため、血行が悪くなり、腕が痺れたりしますし、肩の周りの筋肉が身体を支えようと緊張するため、肩こりにつながりやすくなります。

横向き寝の場合は、肩の出っ張りをうまく受け止めて、できる限り圧力がかからないようにして、背骨を真っ直ぐすることが大切です。また、仰向け寝と違って、肩の空間が高くなり、それを支えるまくらの高さを必要とします。実際には横向き寝だけでなく、仰向きで寝たりするわけですから、多くのまくらは中央部を仰向けように低く、両サイドを横向き寝用に高めに作っています。

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